2025/10/14 21:00
West Coast IPAとは?
(サンディエゴのクラフトビール文化を象徴するスタイル)
アメリカ西海岸で生まれた「West Coast IPA(ウェストコーストIPA)」は、いまやクラフトビールを語るうえで欠かせない存在です。
サンディエゴを中心としたこの地域のブルワリーたちは、「香り」「苦味」「キレ」をとことん追求して、IPAというスタイルを“芸術”の域にまで磨き上げてきました。
特徴は「ホップの香り」と「クリアな後味」
West Coast IPA最大の特徴は、ホップ由来の柑橘や松のような香り。
ひとくち目から広がるアロマと、喉を通るときのスッとしたキレ。
まるでカリフォルニアの空気をそのまま味わうような爽快さがあります。
濁りのない透き通った黄金色も特徴のひとつ。
見た目も味わいも、どこか“海沿いの街”を思わせる軽やかさがあります。
いまでは世界中に広がるスタイルに
サンディエゴをはじめ、アメリカ西海岸のブルワリーたちが火をつけたこのスタイルは、いまでは日本を含む世界中でつくられるようになりました。
近年人気の「Hazy IPA(ヘイジーIPA)」など、新しいスタイルの登場もこの流れの中で生まれています。
それぞれの国や地域で、気候や水、文化に合わせて個性が生まれるのもクラフトビールの魅力です。
国産のIPAも、サンディエゴのIPAも、どちらも「その土地の味」として楽しむのが一番だと思います。
サンディエゴの風を感じるIPAを、日本でも。
San Diego Craft Beer Japanでは、そんな“クラフトビールの原点”ともいえるWest Coast IPAを中心にセレクトしています。
フレッシュな香り、軽やかな苦味、心地よい余韻。
ぜひ一度、現地の味を体験してみてください。