2025/10/17 21:00

San Diego Craft Beer Japan を立ち上げた当初、サンディエゴにある100を超えるブルワリーのうち、88のブルワリーにコンタクトを取りました。

「サンディエゴのビールを日本でも紹介したい」という想いだけで動き始めた頃です。

その中で、いくつかのブルワリーさんから返信をいただきました。どれも温かく、そしてプロフェッショナルな内容でしたが、特に印象に残っているのが、あるブルワリーさんから届いたこの一文です。

“We do not pasteurize our products, so it can spoil quickly, and we do not have a large-scale production.”

直訳すると、「私たちはビールを加熱殺菌していないので、すぐに劣化してしまう可能性がある(前後の文脈から、「だから日本へは送れない」という意図でした。)。大量生産もしていない。」という意味です。

当時のぼくは、クラフトビールについて右も左もわかってなかったですが、このメールをきっかけに、冷蔵での輸送や保管の必要性を真剣に考えるようになって、今の「冷蔵配送を基本とする仕組み」につながっていきました。

クラフトビールは、ブルワリーが高い技術と、その土地の空気・水・素材で丁寧に仕上げた飲みものです。

それをできるだけフレッシュなまま日本に届けたいな。
このメールが、その想いの原点になりました。