2026/03/14 21:00
こんにちは!
今日のテーマは、ビールの「物足りなさ」や「パンチが効いてる/効いてない」について少し考えてみましたのでその紹介です。
改めましてとなりますが、当店は、本場サンディエゴのクラフトビールを日本のみなさんにも少しでも楽しんでいただきたいという想いからスタートしました。
ぼく自身、約10年前に仕事で訪れたサンディエゴで、仕事終わりに飲んだクラフトビールがあまりにおいしかったのを覚えています。
帰国後してから、同じようなビールを求めていろんなビールを飲み比べましたが、どうしても向こうのビールと比べると「物足りなさ」や「ガツンとくるパンチの弱さ」を感じてしまうことがありました。
もちろん、日本にも美味しいクラフトビールはたくさんありますので、良いとか悪いとかではなく、好みの問題でもあります。
ただ、サンディエゴを中心としたビールは、缶をプシュッと開けた瞬間や、グラスを口に近づけた時の香り、あと、口に含んでから飲み込むまでの味わいも格別でした。
国内のビール(ラガーであれ、エールであれ)とは何が違うんやろ?
毎日毎日、いろんなビールを飲み比べました。
近所のスーパーで手に入るビール。
出かけた先で出会った地ビール。
通販で入手できるクラフトビール。
30種類。50種類。手元の写真を見返すと、少なくともそれくらいは飲んでました。
「キレ」とか「コク」とか言われてもまったくピンとこなかった店主が、(味はもちろん)なにより違うこの香り、とはっきりわかったこの感じ。
現在、その正体を深掘りしているところですが、主に以下の5つの要素が大きく関わっていると考えています。
1. ホップの使用量とタイミング
製造工程におけるホップの投入タイミングや、特に「ドライホップ」と呼ばれる手法での使用量が大きく異なります。
2. ホップの鮮度
アメリカ西海岸では、有名な産地から収穫後わずか数時間で新鮮なホップを使用できる環境にあります。
3. 酸化のコントロール(溶存酸素)
パッケージング時の酸素量を徹底管理して、ビールの酸化による香りの劣化を防ぐ技術が関わっています。
4. 水質の違い
ビールのベースとなる水が、アメリカ西海岸は硬水がメインなのに対して、日本は軟水という違いがあります。
5. 特定スタイルへの集中した情熱
サンディエゴでは「ウェストコーストIPA」などのスタイルに対して、実験的な試みや開発が一点集中で進んでいる背景があります。
ということですが、もちろん、この突き抜けた個性は、決して万人受けするものではないと思っています。
ただ、「香りが全然違う!」「教えてもらってすっかりハマってしまった!」と感動してくださる方も実際にいらっしゃいます。
そんな方にひとりでも多く届けばと思って、今後も、このブログ(メルマガ・LINE)では、上記で挙げたような違いの深掘りや、レシピ・水質の比較などの情報をお届けしていこうと思います。
次回は、この中でも特に重要な「ドライホップ」という技術について、もう少し詳しく紹介します。
それでは、また!