2025/12/02 21:00

前回は、ぼくたちが日本の製薬会社さんの品質試験をサポートする事業から、アメリカ市場の開拓に乗り出して、サンディエゴからサンフランシスコまでアメリカをぐるっと一周するような出張生活を数年間繰り返していた、というところまでお話ししました。

そもそもどうしてサンディエゴにいたのかというと(前編)

今日は、その続きのお話しです。

集中する東海岸市場と、なかなか掴めないチャンス

当時、ぼくが任せてもらっていたアメリカ市場の開拓は、日本から初めて海外に進出するという大きな挑戦のひとつでした。

ググったりAIにきけばすぐに出てきますが、実はアメリカの製薬業界や製薬市場のほとんどは東海岸に集中しているという特徴があります。製薬会社さんだけでなく、サプライヤーさんやサービス会社さんも、圧倒的に東海岸の方が多かったです。

そのため、まず最初にぼくたちが目指していたのは、主にその東海岸のお客様と何とか接点を持たせてもらい、ビジネスチャンスを探すことでした。

ところが、業界の中では日本が後発であるということや、自分自身の進め方がよくなかったこともあって、東海岸での事業の機会を見つけ出したり、作り出したりすることに、本当に苦労していました。

初めてのお客様はサンディエゴのベンチャー企業

東海岸での開拓に苦戦する中、他の地域でも並行して活動を進めていたわけですが、初めてぼくたちのお客様になってくださったのが、サンディエゴのベンチャー企業でした。

そのベンチャー企業さんには、部屋やデスクを割り当てていただき、週に何度かの半常駐でお仕事させていただくことになりました。サンディエゴでの滞在は、こうして始まりました。

サンディエゴとクラフトビールの出会い

サンディエゴでの滞在が長くなった期間、出張時にはマンスリータイプのホテルに泊まることが多くなったわけですが、常駐させていただいていた社内の方や、宿泊していたホテルのフロントの方に「この辺でご飯を食べに行くならどこがいいですか?」ときくと、みなさん口を揃えて、サンディエゴにはマイクロブルワリーがたくさんあること、特に「この辺だとカールストラウス(Karl Strauss)がいいよ」と勧めてくれました。

ここからは、こちらにページの記載の通りですが、これが、はじめてのサンディエゴでのクラフトビールとの出会いでした。

San Diego Craft Beer Japan について

そもそもどうしてサンディエゴにいたのかというと、のシリーズはこれにておしまいです。

それではまた!